履歴書の送付状(添え状)には何を、どの順で書く?
送付状は、応募書類の「表紙」にあたる1枚です。何を送ったのかを、受け取った人が封を開けてすぐ確かめられるようにします。公的な様式はなく、一般的な書き方は次の8項目をA4 1枚に収める形です。このツールもこの順に文面を組み立てます。
| 順 | 項目 | 書くこと |
|---|---|---|
| 1 | 日付 | 投函する日(右寄せ)。履歴書の日付と揃えると読みやすい |
| 2 | 宛名 | 会社名・部署名・担当者名と敬称(左寄せ) |
| 3 | 差出人 | 郵便番号・住所・氏名・連絡先(右寄せ) |
| 4 | 件名 | 「応募書類送付のご案内」。応募する職種があれば( )で添える |
| 5 | 挨拶 | 「拝啓」+時候や先方の繁栄をたたえる一文 |
| 6 | 応募の経緯 | 何を見て応募したか。志望の理由は1〜2文まで |
| 7 | 同封書類 | 「記」のあとに、書類名と通数を並べる |
| 8 | 以上 | 同封書類の一覧の最後に、右寄せで書く |
文面は、このツールの選択肢に合わせて独自に書いたもので、特定の書式やテンプレートを写したものではありません。
具体例:求人サイトを見て応募するときの送付状は?
下の例は、「入力例を入れる」を押したときに、このツールが作る文面そのままです(会社名・住所・連絡先は架空です)。
令和8年11月4日
株式会社サンプル商事
人事部 御中
〒123-0001
東京都○○区△△町4-5-6 ○○マンション101
応募 太郎
TEL 090-0000-0000
Mail [email protected]
応募書類送付のご案内(営業職)
拝啓 貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
このたび、○○転職で貴社の「営業職」の求人を拝見し、応募書類をお送りいたします。
つきましては、下記の書類を同封いたしました。ご多用のところ恐れ入りますが、ご査収のほどよろしくお願い申し上げます。
敬具
記
1.履歴書 1通
2.職務経歴書 1通
以上
この例では、担当者名を入れていないので、部署名に「御中」が付きます。担当者名を入れると、「人事部 山田 花子 様」のように担当者名に「様」が付き、「御中」は付きません。
応募の経緯は、どう書けばいい?
応募の経緯は、「何を見て知ったか」を1文で書けば足ります。このツールでは、次の7つから選べます。どれもあてはまらないときは、「自分の言葉で書く」を選び、ひとこと欄に1〜2文を入力してください。
- 求人サイト・転職サイトで知った(サイト名を入れられます)
- 貴社の採用ページ・募集要項で知った
- ハローワークの求人で知った
- 知人・関係者から聞いた(紹介者の名前は、先方の了解を得てから)
- 説明会・面接会で知った
- 求人広告・求人誌で知った
- 募集は見ていないが、応募したい
志望の理由を長く書くと、1枚に収まらなくなります。理由は履歴書の志望動機の欄に書き、送付状は短くまとめるのが一般的です。
宛名は「御中」と「様」のどちらを書く?
会社名や部署名だけなら「御中」、担当者名が分かっているなら「様」を付けます。日本郵便の「封筒の表書き・裏書きの書き方」のページにも、「○○課御中 郵便太郎様」のように敬称を重ねるのは誤り、と書かれています。会社名は「(株)」と略さず、「株式会社」まで書きます。送付状の宛名は、封筒の宛名と揃えてください。封筒の宛名は、縦書きで実寸印刷できる「応募書類の封筒メーカー」で作れます。
同封書類は、どの順に並べる?
送付状は、いちばん上に置きます。そのあとは、履歴書、職務経歴書の順に重ねるのが一般的です。そのほかの書類(自己PR書、証明書、資格の写し、ポートフォリオなど)は、その下に重ねます。送付状の「記」のあとの一覧も、重ねる順に書くと、受け取った人が確認しやすくなります。この並べ方は慣習で、応募先から順番の指定があれば、指定に従ってください。
書類をクリアファイルに入れる場合も、封筒を開けたときに送付状がいちばん上に見えるように入れます。郵送の重さと切手代は「履歴書の郵送料金」で確認できます。
A4 1枚に収めるには?手書きでもいい?
- 文字の大きさは「自動」にする:標準は12ptで、同封書類が多くてあふれるときは、A4 1枚に収まるように9.5ptまで少しずつ小さくします。それでも収まらないときは、同封書類の数を減らすか、応募の経緯を短くしてください。
- 印刷の設定:用紙はA4、倍率は100%、余白は「なし」にします。PDFで保存してから印刷しても同じです。
- 手書きかパソコンか:どちらかが正しいという決まりはなく、パソコンで作った送付状も広く使われています。応募先の指定があれば、それに従います。
- メールで応募するとき:「本文をコピー」を押すと、送付状の文面をテキストでコピーできます。メールの本文に貼って使えます。
送付状でよくある間違い
- 「御中」と「様」を重ねる:「人事部御中 山田様」は誤りです。担当者名があれば「様」だけにします。
- 会社名を略す:「(株)サンプル商事」ではなく、「株式会社サンプル商事」と書きます。
- 「拝啓」に「敬具」がない:頭語と結語は対で使います。つけないときは両方をつけません。
- 同封書類の通数が書いていない:「履歴書 1通」のように、通数まで書きます。
- 2枚にわたる:送付状は1枚に収めます。長い志望動機は履歴書に回します。
- 日付が履歴書とずれる:投函日が変わったら、日付を直してから印刷します。
よくある質問
- Q. 履歴書の送付状(添え状)には何を書けばいいですか?
- 日付、宛名、差出人、件名、挨拶、応募の経緯、同封書類、「以上」の順に、A4 1枚で書くのが一般的です。同封書類は、「記」のあとに書類名と通数を並べます。公的な様式はなく、このツールの文面も一般的なマナーに沿った目安です。
- Q. 履歴書を送るとき、送付状は必ず付けなければいけませんか?
- 法律や公的な決まりはなく、必須ではありません。ただ、書類を送るときに添え状を付けるのが礼儀とされているため、付ける人が多くなっています。応募先から「送付状は不要」などの指定があれば、その指示に従ってください。
- Q. 送付状は手書きとパソコンのどちらがいいですか?
- どちらでなければいけないという決まりはありません。パソコンで作った送付状も広く使われています。履歴書を手書きにしたときに送付状も手書きにするかは、応募先の指定や好みで決めてください。
- Q. 送付状を1枚に収めるにはどうすればいいですか?
- このツールの文字の大きさを「自動」にすると、A4 1枚に収まる大きさに自動で小さくなります。それでも収まらないときは、応募の経緯のひとことを短くするか、同封書類を減らしてください。志望の理由は、履歴書の志望動機の欄に書きます。
- Q. 送付状の宛名は「御中」と「様」のどちらにしますか?
- 会社名や部署名だけなら「御中」、担当者名が分かっているなら担当者名に「様」を付け、重ねて使いません。日本郵便のページにも、敬称を重ねるのは誤りと書かれています。このツールは、担当者名の欄が空なら「御中」、入力があれば「様」を自動で付けます。
出典と確認日
確認日:2026-11-04
- 日本郵便:封筒の表書き・裏書きの書き方(「御中」と「様」を重ねない、会社名を略さず書く、という敬称の考え方)
確認できなかったこと:送付状(添え状)の公的な様式や書き方の決まりは、確認できませんでした。構成(日付・宛名・差出人・件名・挨拶・応募の経緯・同封書類・以上)、頭語と結語の使い方、書類を並べる順番は、一般的なビジネス文書の慣習として説明しています。挨拶や結びの文面は、このツールのために独自に書いたものです。応募先から書式や提出方法の指定がある場合は、そちらに従ってください。