ナレーション・台本の文字数⇔尺(秒数)計算
動画の尺(15秒・30秒・1分・3分・10分など)と話す速さから、ナレーション原稿の目安の文字数を計算します。原稿を貼れば、読み上げにかかる秒数と段落ごとのタイムスタンプも表示。数字・英字は読み方の長さに直して数えます。整えた原稿は、そのままテロップ・字幕(SRT)作りに送れます。
① 話す速さ
② 尺から文字数を出す
「話さない時間」は、冒頭のタイトル・最後のロゴや音楽だけの時間など。尺から引いて計算します。
尺ごとの文字数の早見表
③ 原稿から時間を出す
区切り:空行ごと(段落)か、1行ごとに時間とタイムスタンプを出します。数字・英字:「2026」を「にせんにじゅうろく」のように読み方の長さに直すか、1文字ずつ数えるか。
「1分300字」のような速さには、ふつうの句読点の間が含まれています。ゆっくり間を取って読む、場面の切り替えで止める、といった所だけ足してください(ニュースの測定例では、文の終わりで0.9〜1.5秒ほど止まっています)。
「テロップ・字幕にする」を押すと、この原稿と話す速さをテロップ・字幕の文字数チェッカーに渡し、1行の文字数に合わせた改行とSRTの時刻を作ります。受け渡しはこの端末の中だけで、送信はしません。
原稿はこの端末のブラウザの中だけで処理し、どこにも送信しません。
尺ごとのナレーション文字数(早見表)
| 尺 | ゆっくり 1分250字 | ふつう 1分300字 | 早め 1分350字 |
|---|---|---|---|
| 15秒 | 約63字 | 約75字 | 約88字 |
| 30秒 | 約125字 | 約150字 | 約175字 |
| 1分 | 約250字 | 約300字 | 約350字 |
| 2分 | 約500字 | 約600字 | 約700字 |
| 3分 | 約750字 | 約900字 | 約1,050字 |
| 5分 | 約1,250字 | 約1,500字 | 約1,750字 |
| 10分 | 約2,500字 | 約3,000字 | 約3,500字 |
| 15分 | 約3,750字 | 約4,500字 | 約5,250字 |
| 30分 | 約7,500字 | 約9,000字 | 約10,500字 |
計算式は 文字数 = 話す秒数 × 1分あたりの文字数 ÷ 60。逆に 秒数 = 文字数 ÷ 1分あたりの文字数 × 60 です。文字数は句読点・かっこ・空白を除いて数えます。YouTubeの10分動画なら、ふつうの速さで約3,000字(400字詰め原稿用紙で7.5枚)が目安です。
「1分300字」の根拠と幅
原稿の文字数で数えた話す速さには、公的な基準が見当たりません。そこで、このツールは実際に測られた「拍(はく)」の数から目安を出しています。拍は、かな1文字分の音の長さです(「きょう」は「きょ・う」の2拍)。
- ニュースの読み上げの実測:NHKの夜7時のニュースで1分あたり390〜470拍(柴田、2007)、NHKのニュース5本の平均で402.4拍(金、2012)、アナウンスの速さは440〜490拍で、450拍以下が聞き取りやすいとする報告(木佐、1998)。いずれも矢野(2013)が紹介しています。
- 原稿1字あたりの拍数:漢字が多いニュース文「政府は十五日、経済対策の原案を発表しました。」は20字・31拍で1字あたり約1.55拍。「本日は、新しいサービスの使い方を三つのポイントに分けてご紹介します。」は32字・41拍で約1.28拍。「今日はスマホだけで動画を作ってみました。」は19字・21拍で約1.11拍(このページで数えた値)。
1分390〜470拍を1字1.1〜1.55拍で割ると、1分あたり約250〜430字になります。幅が大きいのは、漢字が多い原稿ほど1字に音が詰まっているからです。このツールは、その中でも聞き取りやすさに余裕のある1分300字を「ふつう」、250字を「ゆっくり」、350字を「早め」にしています。いずれも目安なので、自分で一度読んで計った速さがあれば「自由に」に入れてください(30秒で読めた字数×2が1分あたりの字数です)。
数字・英字・間の数え方(このツールの計算)
- かな・漢字・カタカナ:1文字=1字。「ー」や小さい「ゃ」も1字です。
- 数字:「2026」は「に・せん・に・じゅう・ろく」で8拍、「980」は「きゅう・ひゃく・はち・じゅう」で8拍のように読み方の拍数に直し、1字=1.3拍として字数に換算します(2026 → 約6.2字)。
- 英字:大文字だけの略語(SRT・CEOなど)は「エス・アール・ティー」のように1文字ずつの読みで、それ以外の英単語(YouTubeなど)は1文字=約0.75拍で数えます。
- 記号:「%(パーセント)」「+(プラス)」「×(かける)」などは読みの長さを足し、句読点・かっこ・空白は数えません。
- 間:読点・句点・段落の後に、指定した秒数を足します。初期値は段落の後の0.5秒だけです。
同じ原稿でも、読む人・話し方・BGMの有無で時間は変わります。この結果を目安に原稿の長さを決め、収録の前に一度声に出して計るのが確実です。
使い方の例
- 15秒のCM・ショート:最後の2秒をロゴだけにするなら「話さない時間」に2を入れると、13秒×300÷60=約65字。言いたいことを1つに絞る長さです。
- 3分の会社紹介動画:ふつうの速さで約900字。段落ごとのタイムスタンプを見ながら、映像の切り替えと原稿の段落をそろえます。
- YouTubeの10分動画:約3,000字。タイムスタンプを概要欄の目次(チャプター)の下書きに使い、実際の動画で時刻を確かめてから載せます。
原稿ができたら「テロップ・字幕にする」で、話す速さに合わせた時刻つきのテロップ(SRT)まで作れます。撮影した動画のカットやテロップ入れまで手が回らない場合は、編集を外注する選択肢もあります。
よくある間違い
- 黙読の速さで見積もる:目で読む速さは声に出す速さよりずっと速いので、原稿が長くなりすぎます。記事を読む時間は読了時間の目安、声に出す時間はこのページで分けて考えます。
- 尺いっぱいに文字を詰める:冒頭・最後の音楽やロゴ、映像だけで見せる間を引かないと、早口になります。
- 数字・英字の多い原稿を文字数だけで見積もる:「2026年」「CEO」などは文字数より読む音が長く、予定より時間がかかります。
- 早口で調整する:時間が足りないときは読む速さを上げるより、文を削るほうが聞き取りやすくなります。
よくある質問
- 30秒のナレーションは何文字くらい?
- ふつう(1分300字)で約150字、ゆっくりで約125字、早めで約175字です。最後にロゴや音楽だけの時間を取るなら、その秒数を引いて計算します。
- 1分で何文字話せる?
- このツールの「ふつう」は1分300字です。ニュースの読み上げの実測(1分約390〜470拍)を原稿1字あたりの拍数(約1.1〜1.55拍)で割ると1分約250〜430字の幅になり、原稿の漢字の多さや読む人で変わります。
- YouTubeの10分動画の台本は何文字?
- 1分300字なら約3,000字(原稿用紙7.5枚)です。ゆっくりなら約2,500字、早めなら約3,500字。映像だけで見せる時間が多い動画は、その分を引きます。
- 15秒のCMやショート動画のナレーションは何文字?
- 1分300字なら15秒で約75字。最後の2〜3秒をロゴや商品の映像だけにするなら、話せるのは12〜13秒で約60〜65字です。
- 数字や英語が入った原稿の時間はどう数える?
- 「2026」は「にせんにじゅうろく」、「SRT」は「エスアールティー」と、文字数より音が長くなります。このツールは読み方の拍数に直し、1字=1.3拍で換算しています。1文字ずつ数える設定にも切り替えられます。
出典
- 矢野百合子「韓国語放送通訳における発話速度と漢語系語彙の関連性」『ことば・文化・コミュニケーション』第5号(立教大学、2013年)(NHKニュースの1分あたり390〜470拍〔柴田2007〕、402.4拍〔金2012〕、アナウンスの440〜490拍・450拍以下が聞き取りやすい〔木佐1998〕を紹介)
- 杉藤美代子「ニュースの報道における発話時間及び休止時間と発話速度 ―「サケ・マス交渉」の場合―」(大阪樟蔭女子大学 学術リポジトリ)(テレビニュースの文末の休止 約0.9〜1.5秒の測定例)
- 原稿1字あたりの拍数(1.11〜1.55拍)は、本文の3つの例文の読みがなを数えて出したこのページの値です。
関連ツール
※ 文字数・秒数は目安です。実際の時間は、読む人・話し方・原稿の内容によって変わります。